リバークリーン× LNT:ゴミ拾いを事業化する

River Clean up with Leave No Trace:Tuning Trash Picking into Business

6月19日1100-1230@セミナールームC

柴田大吾(株式会社A-Strok/LNTJ 常任理事)

2017 年10 月に起きた台風19 号で、私の活動拠点・多摩川御岳渓谷では橋が流され、大量の流木が河岸に漂着し、とてもラフティングどころではない状況となりました。その時の多摩川の美しい姿を取り戻すための清掃活動ががきっかけとなり、多摩川のリバークリーン活動を始めました。コミュニティーが広がるリバークリーンの面白さを感じるとともに、何度リバークリーンを行っても、またすぐに川ごみが溢れてしまう現場に悩んでいる時に、リーブノートレイスと出会いました。そもそもフィールドにゴミを持ち込まないという考えに感銘を受け、現在ではリバークリーンと共に、パドラーに対してLNT の普及も行っています。

私が主宰するみたけレースラフティングクラブでは、毎週月曜日にボランティアによるリバークリーン活動を行っています。年2 回のイベント『青梅リバークリーンマラソン』では過去10 回で約10 トンの川ごみを拾い上げることができました。また、これらの活動が実を結び、いくつかの企業から、ラフティングによるリバークリーン活動の依頼も受けるようになりました。 リバークリーンは、個人の努力では到底追いつくものではありませんし、単発的な取り組みでは全く意味をなしません。今回のワークショップでは、リバークリーン活動をいかに継続させ、より多くの人を巻き込み、事業としても収益化し、持続可能なビジネスにしていくか、ラフティングによる事例紹介とともに、みなさんのアウトドア活動と環境活動をどのように事業化していくか、一緒に考えたいと思います。